SRTA

第2回勉強会を開催

【2025・1・17日】…………あざれあ

静岡県マンション・ビル改修技術協会(SRTA)は1月17日、2024年度、第2回となる勉強会を静岡市内で開いた。聴講者は64人と前回を上回り、行政や、非会員の参加者の姿もあった。

森英智会長は冒頭のあいさつの中で、「たくさんの皆様に参加いただけた」と謝意を述べると共に、「分譲マンションだけでなく改修技術全般の技術力向上のため活動を活発化させていきたい」と新年の抱負を語った。

この日のテーマは、足場を用いない外壁の調査診断や補修の新技術を学んだ。㈱アースシフトは、屋上から吊るした技術者がロープを操って自由に移動しながら調査診断などを行う「ロープアクセス工法」について講演した。

また、日本ビソー㈱からは、敷地に余裕がないマンションや超高層マンションなど足場仮設が困難なケースでゴンドラを吊るして調査診断や修繕工事を行う「ゴンドラ工法」について講演した。

㈱ドローン・フロンティアからは、ドローンを用いた調査診断工法を紹介、赤外線カメラなどによって劣化箇所と状態を特定する技術が紹介された。

当日は新幹線のダイヤの乱れのためプログラムの順番を入れ替えるなどの対応に追われた場面もあったものの、勉強会後の新年会も含めて、年明け初となるイベントは盛況を博した。

(SRTA新聞より)

【受講内容】

➀外壁調査における新技術➁ ロープアクセス工法…………………………㈱アースシフト

➁改修工事におけるゴンドラ工法…………………………………………………日本ビソー㈱

③外壁調査における新技術➀ ドローン…………………………㈱ドローン・フロンティア

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