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コンクリート建物の躯体劣化―外壁

コンクリート建物の劣化具合を知る上で、一番分かりやすいのは外壁回りでしょうか。屋上などは滅多に上がることはないかも知れませんが、外壁は普段から目にする機会も多いことでしょう。経年と共に、建物からは色々なサインを読み取れます。簡単に躯体劣化のうち外壁に現れるサインに着目してみます。  クラック・ひび割れ まず「クラック」、つまりひび割れですが、経年と共に大なり小なり、ほぼ例外なく出現します。 原因はいくつか考えられます。打設されたコンクリートは、経年と共にしだいに水分が蒸発して乾燥し、収縮します。季節によって気温も変化するので、膨張と収縮を繰り返し、そのためクラック、つまりひび割れが生じます。寒

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大規模修繕の設計は、どんな設計事務所を選ぶのか?

大規模修繕を進める上で、管理会社や施工会社へ全面委任するのでなく、計画の立案から施工会社の選定、工事監理、竣工検査などを第三者目線でしっかりと見て欲しい-との理由から、設計事務所に依頼することになったとします。首都圏などでは以前から一般的に良く用いられる方法で、「その選択肢なら知っているよ」と言われる方も多いかもしれません。いわゆる「設計監理方式」という手法です。 そこで、「早速、設計事務所を検索してみよう」と調べてみると、いくらでも事務所が見つかるはずです。登録している建築士の数だけでも県内に8000人もいるのですから、設計事務所でも数えきれない事務所数が存在しています。 ただし、医院と同じ

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マンション大規模修繕における「合意形成」のポイント

「合意形成」で辞書をめくると、複数の意見や立場の異なる者が、相互理解と調整を重ねながら皆が納得できる意思決定を行うこと-というように定義されるでしょう。この「合意形成」というワードは、分譲マンションの管理における最も重要なワードとなります。特に居住者全員で蓄えた多額の貯金を用いて行う大規模修繕では、特に存在感を誇張するキーワードです。 きちんと合意形成が図られなければ、居住者間の不信感を増大させ、やがて大きな亀裂へと発展しかねません。もうこうなると、快適な暮らしはおろか、通常のマンション管理にまでも支障を生じさせることになります。 「合意形成」を円滑に進めるにはどうしたらよいのでしょう? ポイ

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浜松マン管連が給排水管更新の基礎を学ぶ SRTAが特別講演

浜松市マンション管理組合連絡会(森本晋伍会長)が7月27日、浜松市内で勉強会を開き、静岡県マンション・ビル改修技術協会(SRTA)が講師を派遣した。 当日は、マンション管理組合の理事長や役員経験者など20人が参加、協会からは創和三幸設計の外山代表が給排水管工事の基礎知識と更新手法について講演した。当日は、SRTA協会員3社6人がサポート、その他の大規模修繕に係る質疑にも対応した。 浜松市マンション管理組合連絡会は、「自分たちのマンションを自分たちで守る」をキャッチフレーズに、マンションの運営や管理会社との付き合い方について学ぶもので、マンション管理に主体的に取り組む管理組合同士が定期的に集い、

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必見!!  静岡県マンション・ビル改修技術協会(SRTA)のサポートメニュー

具体的なサポートメニューについて ホームページを見ていただいた多くの方が、協会が誕生したことは分かったとして、何を目的とした団体で、何ができるのか、われわれはどのように頼ってよいのか分からない-という疑問をお持ちの方も多いのではないかと思います。そこで、今回は、SRTAができることを、しっかりとまとめて参りたいと思います。 皆様が抱かれるだろう疑問として、以下の➀~➈のような内容を想定してみました。それに回答する形で、SRTAについて分かりやすくご説明をさせていただきます。目を通していただいてご理解いただけましたら、お困りの際はお気軽にご連絡をいただけたらと思います。 ➀SRTA って、何が目

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マンション大規模修繕って何やるの? 詳細な工事の流れと内容

マンション大規模修繕って、いったいどんな内容の工事を行うのだろう? 一度も大規模修繕を経験してない皆さんは、工事の詳細な流れや工程なんてなかなか想像も付かないのではないでしょうか。 1回目の大規模修繕は築後12~15年目に行う外壁や屋上防水が中心となります。そして概ね同じ周期で2回目、3回目に同様の外壁、屋上防水改修を行っていくのですが、それに加えて2回目からは設備関係の更新なども入ってきます。この他、機能面の劣化などに対しては、必要に応じてその都度対応していかなければなりません。 では、大規模修繕の主役である外壁や屋上防水を中心とした工事内容の詳細はどのようなものなのか、どういう手順で進んで

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