
管理会社に全面依存はダメ
マンション管理に関して、日頃から管理会社に頼りっ放しにしている流れで大規模修繕も管理会社に全面的に依存してしまうマンションも数多く存在します。しかしながら、これはあまり良い方法とは言えません。なぜでしょうか? 予め誤解のないように申し上げておきますが、管理会社の手は借りるべきではないと言っているのではありません。また、これから紹介するような弊害が必ず起こると言っているのでもありません。その辺りを理
マンション管理に関して、日頃から管理会社に頼りっ放しにしている流れで大規模修繕も管理会社に全面的に依存してしまうマンションも数多く存在します。しかしながら、これはあまり良い方法とは言えません。なぜでしょうか? 予め誤解のないように申し上げておきますが、管理会社の手は借りるべきではないと言っているのではありません。また、これから紹介するような弊害が必ず起こると言っているのでもありません。その辺りを理
「FFマンションの大規模修繕・初期体験記」 FFマンション管理組合理事長・理事長M・T 正月に引いたおみくじがよくなかったので、何かあるなとは思っていましたが、1月の役員会で私が住まうFFマンションの管理組合の「理事長」を押し付けられてしまいました。4階建て60戸のマンションで個数が少ない1階のみ1人、その他は各階で2世帯計7人が役員となります。2年交代の輪番制なわけだし、それ
大規模修繕工事は、皆さんが蓄えた修繕積み立て金を投入して行う一大事業ですが、一体どの程度の額が必要になるのでしょうか。この点が非常に難しいのが改修工事や修繕工事。もちろん、マンションの規模によって違いますし、調査診断を行って劣化状況を確認しなければ正確な費用は分かりません。何をどの程度まで直すのかという工事の内容によって変わってきます。 その点をご理解いただいた上で、一般的に言えば、1戸あたり10
マンションのメンテナンスは故障、損傷に対応して随時行う必要がありますが、大規模修繕は計画的に、定期的に実施します。どの程度の周期で行うものなのでしょう。 一般的には12年程度とされていました。これは外壁の修繕に関するもので、国土交通省がまとめたガイドラインにそのように記されていたものが広く浸透したのです。 ただ、その後ガイドラインは改定され、外壁の塗装塗替えは、改定前の12年から12~15年に変更
皆さんがお住まいの分譲マンションで大規模修繕工事の時期を迎えたとします。建物をリニューアルするということだけで言えば、他の建物と大きく変わった点はありません。ただ、分譲マンションの大規模修繕は、さまざまな理由でかなり特殊なジャンルであるということができます。 分譲マンションの皆様が「大規
建物の改修工事は、構造物の機能を回復させたり、時代ニーズやユーザーニーズに合った新たな価値を付加したり、といったジャンルです。きちんとメンテナンスしながら寿命を延ばしていくこと、建物を長く大切に使い続けることは、昨今の環境配慮の観点からも経済的な観点からもとても大切なことです。 その割に「改修」は、建設業界の中でも「新築」に比べて陽の当たりにくいジャンルです。工事金額が小さく市場的に旨味がないこと
コンクリート建築物の寿命 コンクリート建築物の寿命に関する話題がよく上がります。そして、皆さん、よく「50年」との認識をお持ちです。不動産の減価償却計算に用いられる法定耐用年数が基準になっていると思われます。例えば、鉄筋コンクリート建築物の法定耐用年数を見ますと、用途によって多少の違いがあり、事務所ビル50年、マンション・宿舎など47年、病院39年、飲食店用建物34年などとなっていま
賃貸マンションや民間の賃貸ビルでも、定期的なメンテナンスと一定期間の周期での大規模修繕が必要なのですが、加えて「改修」に対する意識も大切です。 まず「修繕」と「改修」の定義について簡単に説明しますと、修繕とは老朽化や損傷した部分を元の状態に戻すことを言い、改修とは建物の機能や性能を向上させることを言います。 賃貸マンションや民間の賃貸ビルなどにおいては、空間そのものが商品ですから、建
2025 一般社団法人 静岡県マンション・ビル改修技術協会